世界一役に立つ実戦詰碁【書評】

世界一役に立つ実戦詰碁 Kindle版
世界一役に立つ実戦詰碁 Kindle版

20年以上前、NHKで石倉昇八段のテレビ囲碁講座をみていた。解説がムチャクチャ分かりやすかった。

購入した当初はあまりまとまりのない本のように感じました。
なんどか読み直すと、かなりの良書に思えてくる。
「世界一役に立つ」? まんざらではないかもしれません。
詰碁の入門書でよくみかける形が、どのような定石からみちびかれるのかが分かる。
とくに、コゲイマジマリにむりくり打ち込んでできる形の由来をしることができてよかった。

ただし、本書には以下に述べるマイナス点があるので留意して購入を検討することをお勧めします。

まず、もくじがわかりづらい。ほとんど目次の体をなしていない。
目次からのリンク機能もない。

また、本書は kindleのハイライト機能がつかえないため、読みたかったページをさがすのにやや手間取ります。
このたぐいの本は何度も繰り返し読み込むことで力がつくものだからマイナス

もろもろ総合すると、価格がこなれて300円台にでもなれば迷わず買いだろう。

繰りかえし繰りかえしおなじ問題を解いてちからをつけたい場合は、やはり紙の本がおすすめ。
わたしは、「新・早わかり死活小事典―形で見わける生き死にのコツ 新書」をトイレの本棚において読みかえしています。

新・早わかり死活小事典―形で見わける生き死にのコツ 新書
新・早わかり死活小事典―形で見わける生き死にのコツ 新書

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