40歳を過ぎたら、三日坊主でいい。

40歳を過ぎたら、三日坊主でいい。 Kindle版

人生の楽しみ方について書かれた本。

あたま固すぎる人、真面目すぎる人むけ
タイトルに「40歳を過ぎたら~」とあるが、30代後半くらいがベストフィット世代だとおもう。

本書では、追い出し部屋の満喫の仕方、仕事を一所懸命にしている"ふり"の仕方、 仕事の負担を減らさず雇用条件も手厚くしようとしない企業に従うひつようのない理由など実践的な見解がおおくつづられている。

印象的な断言も多い。
たとえば毎日、満員電車に押し込まれて会社に通い、無機質なビルで一日を過ごすホワイトカラーなど、たいした仕事をしていない。」や 「一日中、パソコンに向かい、取引先とメールでやり取りする。~中略~ このような仕事に生きがいを感じるほうが難しい。世の中に何かを生み出しているわけではないからだ。」など。
わたしも過去に取引先とメールでやり取りをする窓口担当になったことがある。
社内の上層と取引先とのサンドイッチ状態は本当に辛かった。まったくおもしろくないのだ。

元マイクロソフト日本法人の名物社長・成毛さんの本。
2040年の日本を予想した本が有名だとおもうが、原点は本書にあるとおもう。
成毛さんのエッセンスが凝縮されているように感じるのだ。
どんなひとであっても、ベストセラーを連発すると書いている内容が雑になる傾向があるようだ。

社会人必読の書。
難解な記述はなく、通勤途中でも気軽に読める。
絶対おすすめ!

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