映画「ソーシャル・ネットワーク」の感想

観ておもった。自分もハーバード大学生になりたい!

映画の冒頭、主人公マークザッカーバーグが恋人にフラれ、夜のハーバード大学のキャンパスを小走りで学生寮まで帰るシーンが印象的。
暗いのでわかりづらいが、美しいキャンパス。
寮の玄関もわたしにとっては感動的。自分がハーバード大学生だったらとの想像力を刺激された。

全編を通じておもしろいが、いちばんの見どころはマークがフラれた日の夜に寮のパソコンでハーバード大学のネットワークをハッキングするシーンだろう。
ココ、プログラマーやシステムエンジニアの方がみれば、明日から仕事のヤル気アップすることまちがいない。
wget」などエンジニア好きの用語もとびかう素晴らしい出来栄え。

ハーバード大学

わたしがいちばん好きなシーンは、そのハッキングを開始するまえに、マークが冷蔵庫からビールをとりだし、それを荒々しくPCのおかれたデスクに置く場面だ。
「アメリカっぽいなぁ」とあこがれる。カッコいいのだ!
映画「ザ・シューター/極大射程」の冒頭にもおなじようなシーンがあって印象にのこっている。

ザッカーバーグが友人からアルゴリズムの原理となる数式を伝えられるシーンもよい。
友人は数式を窓に書き、ザッカーバーグがその本質をすぐに理解するシーンは誰もが一度はあこがれる情景だ。
ちなみに、この友人さんは、その後はパッとした活躍ができず、ザッカーバーグとその取り巻きから追放される形で会社を去る。
数学にはつよかったのだが、マーケティングには特に秀でていたわけではなかったのだ。
そうそう安易に事が運ばない現実も織り交ざっており現実感もある。

あと、主人公を演じている俳優のジェシー・アイゼンバーグは、ある意味で本物のザッカーバーグよりザッカーバーグらしい
かっこよくて凄味があるのだ

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